機関レベル別開発表

機関考察  ここでは各データを検証してみた結果を載せてみたいと思います。
■□駆逐艦ボイラー□■
駆逐艦メインで行かない限り、恐らく最後まで駆逐艦を使う方はいないと思うので、ボイラーはX辺りで 生産終了が予想されます。それまでは、レベルが上がるごとに性能の向上が見られるので逐次交換すべき ですが、出来れば2ランク以上の性能のボイラーが生産可能になってから交換すべきでしょう。 低レベルでは、直に新型ボイラーが生産可能になりますので、1ランクごとの交換では無駄な資金消費となるからです。 序盤では何かと資金のやりくりが大変ですから、なるべくなら資金を無駄なく有効活用したいので、少しでも余計な出費は抑えたいですからね。 そして、浮いた資金で兵装その他へ資金を投入すべきです。これは全ての専用ボイラー生産において同様な事がいえます。

もし、そのまま駆逐艦でいく場合は、他艦種建造への資金投入がない分余裕が出来、たっぷりと駆逐艦へ 資金投入可能なので、新型ボイラーが出れば直に交換です。出力/重力比も向上しているので、速度強化に無駄はありません。 また、部品費用も巡洋艦等に比べ安い点が魅力です。

■□巡洋艦ボイラー□■
以外に、Uの性能が重力に比べ出力が高いのでかなり長く使えそうですが、やはり新型ボイラーには敵いません。 出力/重力比を見るとV以降、逆に低下していますが搭載数が同じでも速力は上がっていきます。 実際に乗せてみると分かるのですが、完成艦で生産型イギリスでロンドン級にして試してみると
★巡洋艦ボイラーU搭載時 速力30.3ノット
☆巡洋艦ボイラーV搭載時 速力32.5ノット
★巡洋艦ボイラーW搭載時 速力35.2ノット
☆巡洋艦ボイラーX搭載時 速力36.9ノット
★巡洋艦ボイラーY搭載時 速力40.4ノット
☆巡洋艦ボイラーZ搭載時 速力44.5ノット
と格段に上がっていきます。また、ここでも駆逐艦ボイラー同様2レベル以上差での交換が望ましいでしょう。

ボイラー全般に付いていえますが、船体内に余裕がないと十分な数が搭載出来ないのと、あまり搭載しすぎるとそのボイラーの 排煙処理問題から生じる新たな煙突の設置による甲板面積の占有、また、VLS系ミサイル配置時に、船体内が多数のボイラーで占められる事により上手く配置出来なくなるという問題があります。 したがって、原子炉が生産可能になればそちらへの交換が望ましいでしょう。ただ、原子炉使用可能時には、 艦種は戦艦へと移り、巡洋艦の活躍の場が失われる場合も多いのでいつ原子炉へ交換すべきか、頭の痛い問題です。 かといって、戦艦が主力艦としてそれなりの性能にになるまでには、まだ巡洋艦での出撃も多々ありますので、それまではこのボイラー配置問題には悩まされますね。

解決策は…各艦長に任せます。人により、攻守それなりの巡洋艦で速度重視か、攻守両面で優秀ですが鈍足である戦艦の打撃力重視かで設計方針が分かれますから。

■□戦艦ボイラー□■
戦艦ボイラー後半が生産可能な頃には、原子炉が生産可能でもあるので戦艦ボイラーの生産は恐らくX辺りで ストップし、原子炉装備へとなるでしょう。その戦艦ボイラーW、Xですがその差は出力/重力比では 大差がないようですがかなり違ってきます。巡洋艦と同じくイギリス型ネルソンで試してみると
★戦艦ボイラーW搭載時 速力26.5ノット
☆戦艦ボイラーX搭載時 速力29.1ノット
と、約3ノット弱の差が出ます。戦艦は、少しでも速力が欲しい所なので是非交換すべきですね。 それに原子炉生産までには膨大な資金が必要で、また生産可能になっても部品の値段が高額な 事から、資金に余裕が出来るまで戦艦ボイラーで行くのもいいかもしれません。

■□空母ボイラー□■
空母の特徴として、積載量の内兵装にはそれ程重量を割けない為(限界がある為)、その分、余剰重量を機関系へ大量に回す事が可能な点があります。したがって、54%完全防御配置、最低ランクボイラー装備でも高速が出せます。 例えば、イギリス型空母アーク・ロイヤルに、最低ランクの空母ボイラーTを20基搭載させると速力が40.8ノット、と序盤でも高速艦を竣工させる事が可能です。 元から空母は防御力が弱いので、高速力化は重要な戦力UPになります。ただ、かなり限界速力まで来ているので、 それ以降ランクを上げても重量が増える代わりに速度は余り上がりにくく、また防御力を上げればボイラー搭載数が減りますのでそれ程手放しで喜べません。

ですがボイラーランクが低くても、高速力艦が建造可能なので機関への資金投入は程ほどに出来、 空母戦力の中核である航空レベルへの投資を優先させられるので、空母プレイを思う存分楽しめます。

ただ、空母プレイはかなり茨の道ですが(笑)。

■□原子炉□■
原子炉は、生産可能な序盤のタイプは重いだけで役に立たない感じがしますがどうなんでしょうか。 同レベルの戦艦ボイラーとの比較を、イギリス生産型の戦艦ライオン級で試してみます。 (尚、使用スペースは第2、第3砲塔間とします)
▲機関レベル19 原子炉T    速度30.3ノット
△機関レベル19 戦艦ボイラーW 速度47.3ノット
と、格段の差が付いてしまいました。しかも、原子炉が機関以外に鋼材、電気レベルも生産に必要な点を 考慮すると、断然専用ボイラーの方がお得です。

では実用に耐えうるY、Zで比べてみると
▲機関レベル25 原子炉Y    速度55.2ノット
△機関レベル25 戦艦ボイラーY 速度52.6ノット

▲機関レベル27 原子炉Z    速度56.2ノット
△機関レベル27 戦艦ボイラーZ 速度53.5ノット
それなりに原子炉有利です。ここまで来ると資金にも余裕がありますし、煙突装備がいらない点も 考慮すると原子炉優位。機関スペースが最小限に抑えられ、また甲板も広く使える事も考慮すると原子炉優位に違いませんが、 開発資金の調達が問題です。ただ、ステージによっては原子炉が落ちている場所もあり、そこで原子炉を拾えば”ただ”なので その場合は資金問題は一気に解消するかもしれません(笑)。

後半の主力機関は原子炉でいけそうです。

所で、出力/重力費が同じ原子炉Y、Zですが、速度差が余りないのでどちらでも良さそうですが、実は艦に施せる防御力がかなり違って来ます。 同じくイギリス生産型戦艦ライオン級で試すと
★原始炉Y 装甲 舷側/甲板 61/25cm
☆原子炉Z 装甲 舷側/甲板 56/36cm
となりました。原子炉数は同じですが、原子炉Yは重量は軽いので、その余った分を装甲へ回せるという訳です。

甲板防御よりも舷側重視ですから、速度にそれ程拘らない場合は原子炉Yの選択がいいようです。

■□ガスタービン□■
原子炉と同じく煙突の要らないガスタービンですが利点は何処にあるのか? 駆逐艦、巡洋艦、戦艦、空母に搭載して比べてみました。 生産型はイギリス、使用艦船はA級、ケント級、クリーンエリザベス級、イラストリアス級です。
○駆逐艦の場合
▲ガスタービンT   速力51ノット  船体重量1767/2600(余剰重量833)
△駆逐艦用ボイラーZ 速力47.3ノット 船体重量2477/2600(余剰重量123)
▲原子炉T      速力45.1ノット 船体重量2327/2600(余剰重量273)

▲ガスタービン[   速力64.6ノット 船体重量2567/2600(余剰重量33)
△駆逐艦用ボイラー[ 速力53.4ノット 船体重量2407/2600(余剰重量193)
▲原子炉[      速力59.7ノット 船体重量2527/2600(余剰重量73)
こうしてみると、ガスタービンはかなり高性能な事が分かります。特にタイプTでも速力が50ノットを超え、 更に余剰重量が833もあります。これにより攻撃、防御面双方へ重量を割く事が出来ますので、当然性能もUPします。 また、最高性能のタイプ[でも専用ボイラーに比べ船体重量は負けますが速度は圧倒的に上です。 これにより駆逐艦へはガスタービンが最適という事になりますね。
○巡洋艦の場合
▲ガスタービンT   速力46.5ノット 船体重量5050/7500(余剰重量2450)
△巡洋艦用ボイラーZ 速力55.9ノット 船体重量6810/7500(余剰重量690)
▲原子炉T      速力36.5ノット 船体重量6110/7500(余剰重量1390)

▲ガスタービン[   速力61ノット  船体重量6550/7500(余剰重量950)
△巡洋艦用ボイラー[ 速力55.9ノット 船体重量7350/7500(余剰重量150)
▲原子炉[      速力55.3ノット 船体重量6510/7500(余剰重量990)
速度こそ劣りますが、ガスタービンT装備時の余剰重量2450は大きな魅力です。 これでかなり攻撃、防御両面は大幅に戦力UP出来ます。更に、ガスタービン[装備時は 速度は圧倒的に有利で、同じく余剰重量も950もあります。こう考えると巡洋艦の機関も、 ガスタービン選択でも構わない事になりますね。煙突が要らない事により甲板面積も広がりますので、 ガスタービン選択時の利点は多いです。
○戦艦の場合
▲ガスタービンT   速力33ノット  船体重量7347/16500(余剰重量7347)
△戦艦用ボイラーZ  速力51.9ノット 船体重量10287/16500(余剰重量6213)
▲原子炉T      速力42ノット 船体重量10807/16500(余剰重量5693)

▲ガスタービン[   速力51.9ノット 船体重量8447/16500(余剰重量8053)
△戦艦用ボイラー[  速力53.4ノット 船体重量10147/16500(余剰重量6353)
▲原子炉[      速力56.6ノット 船体重量11607/165000(余剰重量4893)
クイーンエリザベス級の砲配置の関係にも影響があるとはいえ、ガスタービンTでは速度が 遅すぎます。また余剰重量もさほど変わらない為、余り良い選択ではありませんね。 逆に、ガスタービン[になれば速度は若干遅いものの余剰重量が勝っています。 以外に戦艦のような大型艦でも、ガスタービンの性能がよければ機関の選択肢としていいかもしれません。
○空母の場合(船体防御は54%以下に設定)
▲ガスタービンT   速力49.4ノット 船体重量5910/10000(余剰重量4090)
△空母用ボイラーZ  速力55.4ノット 船体重量8980/10000(余剰重量1020)
▲原子炉T      速力49.3ノット 船体重量9638/10000(余剰重量362)

▲ガスタービン[   速力64.2ノット 船体重量8210/10000(余剰重量1790)
△空母用ボイラー[  速力59.9ノット 船体重量8780/10000(余剰重量1220)
▲原子炉[      速力62.7ノット 船体重量9516/10000(余剰重量484)
空母の場合でも、ガスタービン選択が良いようです。ガスタービンT装備時は速度こそ劣りますが、 約50ノットと十分な速力を持ち、そして余剰重量が専用ボイラーよりも4倍ある点は見逃せません。 空母は甲板防御も上げねばならない為、余剰重量が多い事は自艦の強化にも繋がりますのでこれを利用しない点はありません。是非、搭載すべきですね。 更に、ガスタービン[では余剰重量が専用ボイラーとさほど差がありませんが、少しでも余剰重量が あるのは利点となります。おまけに速力差がダントツの約5ノット。これでは、専用ボイラーは乗せるだけ無駄ですね。 それにしても、生産可能パーツでここまで高速の64.2ノットの速度が出せるのは凄い事です。 一方、原子炉Zは速度面では若干劣りますがその分高速です。しかし、余剰重量が少ないのが問題となります。

ここまで見て面白いのは、原子炉系がさほど圧倒的な性能を誇っていない点です。 後半の主力になると書きましたが、出力の高い原子炉Zに変えると空母イラストリアス級は 速力が低下し54.2ノット、余剰重量1102となりました。これでは専用ボイラーに速力、余剰重量ともに 負けています。こうしてみると、機関の選択はガスタービンが最適かもしれませんね。

ただ、ガスタービンを配置するには膨大なスペースをとるので砲配置等を考えた場合は、この様に行かない 時もあると思います。ですが、クイーンエリザベス級で見た様に数が限られても満足のいく性能を 秘めているので、機関にはガスタービン有利説を個人的に推奨します。
ボイラー
駆逐艦ボイラー巡洋艦ボイラー戦艦ボイラー空母ボイラー原子炉
タービン
駆逐艦用タービン標準タービンガスタービン

ボイラー
駆逐艦ボイラー
機関レベル重量出力出力/重量比
ε(生産不可)250950038
δ400900022.5
γ420820019.5
β400760019
α330700021.2
16[■350620017.7
機関レベル重量出力出力/重量比
15---
14---
13---
12---
11Z■320550017.1
10---
9---
8---
7■300480016
6---
5---
4■270420015.6
3W■250370014.8
2■250330013.2
1■240280011.7
0T■220230010.5
機関レベル重量出力出力/重量比
巡洋艦ボイラー
機関レベル重量出力出力/重量比
ε(生産不可)130600046.2
δ2256100027.1
γ240550022.9
β230500021.7
α170450026.5
20[■180400022.2
19---
18---
17---
16Z■140350025
機関レベル重量出力出力/重量比
15---
14Y■125285022.8
13---
12---
11■100230023
10---
9■85200023.5
8---
7---
6V■70170024.3
5---
4■50145029
3---
2---
1---
0T■50120024
戦艦ボイラー
機関レベル重量出力出力/重量比
ε(生産不可)200750037.5
δ400770019.2
γ370700018.9
β350650018.6
α300600020
30[■230550023.9
29---
28---
27■240500020.8
26---
25■220450020.5
24---
23---
22X■230380016.5
21---
20---
19■200320016
18---
17---
16V■160260016.3
機関レベル重量出力出力/重量比
15U■100220022
14---
13---
12---
11---
10---
9---
8---
7---
6---
5---
4---
3---
2---
1---
0T■100180018
空母ボイラー
機関レベル重量出力出力/重量比
ε(生産不可)200750037.5
δ400770019.2
γ370700018.9
β350650018.6
α300600020
30---
29---
28[■230500021.7
27---
26---
25---
24---
23■240400016.7
22---
21---
20---
19Y■220360016.4
18---
17---
16---
機関レベル重量出力出力/重量比
15X■230310013.5
14---
13---
12---
11■200250012.5
10---
9---
8■160220013.8
7---
6---
5■100190019
4---
3---
2---
1---
0T■100165016.5
原子炉
機関レベル重量出力出力/重量比
ε(生産不可)6002000033.3
δ8502000023.5
γ9002100023.3
β7501700022.7
α10002000020
30---
29[■6001200020
28---
27■12001500012.5
26---
25Y■10001250012.5
24---
23---
22■14001400010
21■12501250010
20V■100090009
19■70065009.2
18T■50040008
機関レベル重量出力出力/重量比

※原子炉は機関、鋼材、電気レベルが、同レベルでのみ生産可能です

タービン
駆逐艦用タービン
機関レベル重量伝導率重量/伝導率比
ε(生産不可)120980.82
δ150960.64
γ160940.59
β150910.60
α170880.51
17[■180850.47
16---
機関レベル重量伝導率重量/伝導率比
15---
14---
13---
12Z■190800.42
11---
10---
9---
8■180750.42
7---
6---
5■200700.35
4---
3W■200650.33
2■190600.32
1■170550.32
0T■150500.33
機関レベル重量伝導率重量/伝導率比
標準タービン
機関レベル重量伝導率重量/伝導率比
ε(生産不可)80520.65
δ100500.5
γ110490.45
β100470.47
α125450.36
28[■140430.31
27---
26---
25---
24---
23---
22---
21---
20Z■130410.32
19---
18---
17---
16---
機関レベル出力伝導率重量/伝導率比
15Y■125390.31
14---
13---
12---
11---
10■160360.23
9---
8---
7---
6---
5W■150340.23
4---
3■140310.22
2■120280.23
1---
0T■100250.25
機関レベル出力伝導率重量/伝導率比
ガスタービン
機関レベル重量出力出力/重量比伝導率重量/伝導率比
ε(生産不可)1501300086.71000.67
δ3001300043.31000.33
γ2701200044.41000.37
β25011000441000.4
α2301000043.51000.43
30[■2009000451000.5
29-----
28■180800044.41000.56
27-----
26■160700043.81000.63
25-----
24■1506000401000.67
23W■150500033.31000.67
22■140410029.31000.71
21■120330027.51000.83
20T■1002500251001
機関レベル出力重量出力/重量比伝導率重量/伝導率比

※ガスタービンは機関、鋼材、電気レベルが、同レベルでのみ生産可能です


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